老舗洋菓子店の「不二家」もスイーツの自動販売に着手! Z世代や働き世代へのアプローチを狙う
一方で、洋菓子などスイーツを販売する老舗・不二家(東京都文京区)も、2023年6月30日から、不二家洋菓子店と不二家レストランの10店舗で冷凍スイーツ「FUJIYA CAKE's STAND」を設置し、販売を開始した。
メニューは「ショートケーキ2個セット」や「ハイカカオチョコレートのケーキ」2個セット、カップ型スイーツのスイーツボトル全4種など。これらを店舗前の自動販売機で発売する。
開発の経緯としては、新商品の「スイーツボトル」の販売が自動販売機に適していたことがあるという。これまでに、通信販売の実施や、東京都大手町でのキッチンカースタイルでの販売で試行を繰り返してきた。
担当者は新発売のねらいについてこう説明する。
「ボトル型スイーツを事前にキッチンカーでトライアルしたときに、ワンハンド(片手)で食べられる手軽さがお客様に喜ばれているのを見て、手ごたえを感じました。
階層上に重ねられたスイーツボトルはSNS映えを意識するZ世代など若年層から支持を集めたいと思っている。また、店舗の営業時間には忙しくてなかなかご利用頂けてない働き世代の方などが仕事帰りに一息をついて楽しんでいただければ幸いです」(不二家広報担当)
多彩な自販機はまだまだあります。<いま、多彩な自販機が話題に アートグッズの自販機ってなんだ?【2:街中で気になった編】>に続きます。