本当は怖いメールの誤送信...対応方法は「メールで謝罪」7割、「電話で謝罪」4割 だが、クレームや損害賠償請求に発展することも...

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人為的な誤送信メールをどう防ぐ? 送信メールの保留40.9%、添付ファイルの暗号化33.2%、上長の承認制20.6%

Topic4(サイバーソリューションズの作成)
Topic4(サイバーソリューションズの作成)

   かたや、企業の中でメール誤送信を防ぐシステムを導入していることもあるようだ(n=428)。調査によると、「システム上の誤送信対策を導入している」は「71.5%」、「特にシステム上の誤送信対策は取られていない」は「28.5%」に留まった。

   具体的なシステムを聞いてみると、「送信メールを一定時間保留した後に送信する」が「40.9%」、「添付ファイルを自動で暗号化する」が「33.2%」、「送信メールを上長が承認して送信される」が「20.6%」という結果になった。

   サイバーソリューションズでは「導入していない企業は28.5%とおよそ3割で、これらの企業はメールの誤送信対策のリスクに十分備えられているとは言えず、これらの企業の対策導入が期待されます」と説明している。

   最後に、サイバーソリューションズでは調査について以下のように総括している。

「Topic1と2から、電子メールの誤送信を経験したことがある割合は少ないものではなく、その中には『個人情報』や『会社が秘密にすべき情報』の送信など、重大な誤送信のケースも確認できました。誤送信の結果、Topic3から、取引先からクレームを受けたり、損害賠償の請求があったことも分かりました。このように、電子メールの誤送信は重大な問題となる可能性があるため、そのリスクは過小評価すべきではありません」
「電子メールの誤送信を防ぐうえで、従業員にいくら注意を促したとしても、人のミスを防ぐことには限界があります。そのため、システムで自動的に電子メールの誤送信を防ぐ対策の導入が有効です」

   こうした調査結果を受けて、同社では以下のようなメール誤送信の対策として推奨している。

●添付ファイルの自動暗号化:添付ファイル付きのメールを、自動でパスワード付きZIPファイルに変換して送信する機能。
●添付ファイル分離配送:メールに添付して送信されたファイルがクラウド上のストレージに自動的に保管され、ファイルのダウンロードURLが受信者に送られる機能です。
●メール送信の一時保留:メールの送信を一定時間保留することで、誤送信を未然に防ぐ機能。
●多数に送るメールのBCC強制変換:メール送信でTOまたはCCに指定した件数以上のメールアドレスが含まれる場合に、強制的にすべての宛先をBCCに変換して送信する機能。
●上長承認/自己承認:メールを送信する前に、上長または自身が承認画面にてメール内容の再確認をすることで、誤送信を未然に防ぐための機能です。
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