「ChatGPT」小学生の子に使わせたい親6割「新技術活用力の好機」、使わせたくない親3割「自分で考えなくなる」...専門家が勧める「批判的利用法の秘訣」

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専門家「AIとの対話で、思考力と質問力が問われる」

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ChatGPTで学習する少年(写真はイメージ)

   今回の調査について、広島工業大学情報学部情報コミュニケーション学科の安藤明伸教授(教育工学専攻)はこうコメントしている。

「AIの技術は、今まさに迎えようとしているSociety5.0という時代の鍵となるテクノロジーです。今後も性能や精度が上がり、未来の生活を変えていくといわれています。中でも教育においては、学習の方法やスタイルを大きく変えていくことが予想されます。
AIが教育現場で活用されるようになると、自分で調べて答えたり考えたりしたことを元に、AIを活用して自分の考え以外のアイデアや多くの視点に気付けたりします。そして、AIへの質問と回答のやり取りという対話の中で、『どんなふうに質問すれば、よりよいアイデアを出すためのヒントを得られるか』といった思考力と質問力が問われるようになります。
また、お子さまや親御さんが、既に知りえている確実で正確な情報を敢えてAIに聞いてみることで、生成された内容の正確性やAIが何を学習してそう回答しているのかなど、AIに対する健全な批判力も育成していくことが大切です。
AIを効果的に利用して、1人ひとりの力に応じた学習が進むことで、お子さまの未来はさらに広がっていくでしょう」

   調査は2023年6月22日~23日、全国の小学3年~6年とその保護者1032組にインターネットを通じてアンケートを行なった。(福田和郎)

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