外国為替市場 ドルが弱含みの展開か 日米金利差の縮小がドル売り・円買い材料として強く意識
東京外国為替市場見通し(7月18日~21日)
ドル・円予想レンジ:1ドル=136円00銭~139円50銭
今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルが弱含みの展開か。
前週のドル円相場は、ドルが下落した。米国の6月消費者物価指数が市場予想を下まわったことで、米国の利上げ観測が大きく後退、米国の金利が低下したことで、ドルは一時1ドル=137円台前半まで下落した。
今週のドル円相場は、ドルが弱含みの展開となりそうだ。
米国のインフレ収束期待を背景とした利上げ観測の後退により、日米金利差の縮小がドル売り・円買い材料として強く意識されており、ドルの上値は重たい。
米国の経済指標の結果次第では、一段のドル安・円高が進む可能性がありそうだ。
◆国内外、今週発表予定の経済指標は?
経済指標は、国内では20日に6月貿易収支、21日に6月全国消費者物価指数などの発表が予定されている。
海外では17日に中国の4-6月期GDP(国内総生産)、中国の6月鉱工業生産、中国の6月小売売上高、18日に米国の6月小売売上高、米国の6月鉱工業生産、19日に米国の6月住宅着工件数、20日に米国の6月中古住宅販売件数などの発表が予定されている。
(鷲尾香一)