「今さら昭和おじさんに学ぶことなんて、あるんですか?」と公言する若手部下...どう育てる?【上司力を鍛えるケーススタディ CASE33(後編)】(前川孝雄)

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担う仕事のプロフェショナルとしての見方を鍛える

   上司は若手部下に対し、折々の機会に仕事に関わるニュースやトピックスを取り上げて、こう投げかけましょう。

「自社の社員であるあなたとしては、この情報をどう解釈すればいいと思う?」
「お客様へのサービスの観点から、この情報はどう活用や展開ができると思う?」

   情報をめぐる対話によって学習を深めさせるのです。

   若手社員はネット情報の収集に長けている分、意見を求められた際に、無意識のうちに二次情報や三次情報をただ請け売りしているだけの場合も考えられます。

   そこで、自社の社員としての「軸」づくりの一環として、情報をもとに自分で考える力を鍛えるのです。それから、世の中のトレンドや、社会・経済をどう見るかという相場観を養いましょう。自社のプロフェッショナルとしての自分なりの見方を鍛えるサポートをしていくのです。

   自分自身のしっかりとした軸ができてくると、今日の情報化社会はとても便利です。さまざまな情報に簡単にアクセスできるだけでなく、必要な情報だけを集中して集めることもできます。

   探究心さえあれば、必要な情報をどんどん得て、経験や人からの学びにも活用し、さらに成長していくことができるでしょう。

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