「今さら昭和おじさんに学ぶことなんて、あるんですか?」と公言する若手部下...どう育てる?【上司力を鍛えるケーススタディ CASE33(後編)】(前川孝雄)

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   「前川孝雄の『上司力(R)』トレーニング~ケーススタディで考える現場マネジメントのコツ」では、現場で起こるさまざまなケースを取り上げながら、「上司力を鍛える」テクニック、スキルについて解説していきます。

   今回の「CASE33」では、「今さら昭和おじさんに学ぶことなんて、あるんですか?」と公言する若手部下の育成に悩むケースを取り上げます。

「相手を好きになること、リスペクトすることが大事」と教える

   <「今さら昭和おじさんに学ぶことなんて、あるんですか?」と公言する若手部下...どう育てる?【上司力を鍛えるケーススタディ CASE33(前編)】(前川孝雄)>の続きです。

   社内外のさまざまな人に学ぶには、相手について下調べをすることが有効です。

   著名人のロングインタビューなどを手掛けるプロのライターや編集者は、インタビュー対象者に会う前に、対象者の人柄、人生、仕事、関心事項、趣味などについて徹底的に調べます。私も編集者時代には意識していました。自分との共通項を見つけると同時に、相手を好きになることも心掛けたものです。

   それは、相手の中に自分が関心を持てる部分、共感できる部分を見つけて、相手をリスペクトするため。そのことで、相手も自分に好感と共感を持ちやすくなり、対話が進むからです。

   そして、相手から多くの有益な情報を引き出し、多くを学ぶこともできるのです。これは職場や取引先で相手に対面し、学ぶ時にも有効な方法だと伝えましょう。

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