優秀な営業パーソンが、人と会う前に保湿クリームを塗る理由【尾藤克之のオススメ】

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夏のおススメは「制汗スプレー」よりも、「コールドスプレー」!

   菊原さんのテクニックは、空気が乾燥する冬場がいいかもしれない。だが、いまは夏。連日のように猛暑が押し寄せている。このようなときには、何が必要か。筆者である私が愛用していたのはコールドスプレーである。野球などでデッドボールが当たると、痛みをとるために吹きかけるあのスプレーのことだ。

   真夏の暑い時期に、顔テカテカでお客様を訪問すると、不潔に見えてしまう。私がかつて所属していたコンサル会社は、企業の人事部がクライアントである。彼らはデスクワーク中心だから、真夏でも汗をかくことはない。そんな彼らに会うとき、見た目(清潔感)にはかなり気を使った。

   いま、コンビニでは制汗スプレーが売っているが、あの程度では効果があるとはいえないだろう。コールドスプレーを訪問する前に、ビルの下で10秒ほど吹き付ければ、スーツの下は「南極」の涼しさになる。しかし、かけ過ぎると凍傷になるので、そこは注意が必要だ。汗を確実に消し去ったあとで「あぶらとり紙」で念入りにケアをおこなう。これで完璧だ。

   どんなに仕事ができても、汗ダラダラでは暑苦しいし、仕事は来ない。なぜ汗をかいていないか訝しがられることもあるが、聞かれたらコールドスプレーの話をすればいい。それによってお客様は「立派な営業姿勢」だと評価してくれ、その後の商談もよりスムーズに進むこともあった。

   コンサル会社勤務のとき、筆者の部隊にはコールドスプレーを常備させていた。どんなに暑くとも上着を脱ぐこともなく、顔も髪もさらさら、お客さまの評価がまったく異なった。もうひとつ、スーツは安物でいいので、アイロンを掛けることを徹底した。

   コールドスプレーで汗を押さえる。スーツにはアイロンをかける。この2つのことに気を付けるだけで、相手に不快感を与えないどころか、高く評価される。それで、より営業成果が出るなら安いものである。さて、みなさんは清潔感をどのように演出しているだろうか。この機会に確認してもらいたい。(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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