秋までに最終報告まとめるマイナンバーの「総点検」、実務を担う自治体から「不満の声」が
政府のシナリオにも狂いが生じ始めた。
政府は現在、マイナンバーの「総点検」に着手しており、8月上旬に中間報告、秋までに最終報告をまとめる予定だ。
マイナンバーに紐付けた情報に誤りがないかを確認することで、国民の不安を取り除く狙いだ。ところが、その中心となる河野氏の存在が混乱を引き起こしている。
総点検の実務を担うのは地方自治体。しかし、当の自治体関係者からは「デジタル庁から何も指示が降りてこない」と不満の声があがる。
8月早々に中間報告をまとめる政府の方針にも「夏休み返上で取り組めというのか」と批判が殺到しており、一筋縄ではいきそうにない。