最高裁もトランスジェンダー応援判決! 10人に1人が該当、職場の性的マイノリティーにどう取り組む? 1万人調査で判明...「働きやすさ」決め手はコレ

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職場での対策...トランスジェンダーの人の期待に「採用面」「服装規定や髪型」など

   では、こうしたハラスメントを防ぐために、職場でどんな対策をとったらよいだろうか(複数選択可)。

   「差別禁止の明文化」(25.4%)、「相談窓口の設置」(24.2%)、「トイレや更衣室など施設利用上の配慮」(24.0%)、「研修の実施」(20.4%)が希望する4本柱で2割を超えた【図表5】。

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(図表5)職場で取り組むべきSOGIハラ・アウティング対策(アスマークとアカルクの調査)

   興味深いのは、トランスジェンダーの人では、これらの取り組みへの期待は低く、むしろも「採用面における配慮」(18.0%)、「服装規定や髪型についての配慮」(18.7%)、「福利厚生での同性パートナーの配偶者扱い」(15.8%)といった取り組みに対するスコアが高かったことだ。

   いつもこうしたことで、厳しい差別の現実に直面しているからだろうか。

   調査は、2023年4月18日~24日、全国の20歳~64歳の就労する男女1万人からインターネットを通じてアンケートを行なった。(福田和郎)

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