中途採用、難しく...実施企業は大幅増も、過半数が「人材確保できなかった」

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必要な人数を確保できなかった企業が多く...

   調査によると、2022年度下半期の中途採用で必要な人数を「確保できた」と答えた企業は45.8%。「確保できなかった」と答えた企業は52.7%だった。「確保できなかった」と答えた企業は前年度からプラス7.3%ポイントと増えた。

   「確保できた」企業の割合と「確保できなかった」企業の割合の差(中途採用確保D.I.)は、全体でマイナス6.9%ポイントとなり、「確保できた」企業の割合を「確保できなかった」企業の割合が上回った。比較可能な2013年度下半期以降、最も低い値で、人材の採用難度が高まっていることがうかがえる。

   「中途採用確保D.I.」を従業員の規模別にみると、すべての従業員規模でマイナスとなっており、「確保できなかった」企業が「確保できた」企業を上回っている。

   とくに、従業員1000~4999人の企業でマイナス13.4%ポイント、300~999人企業でマイナス11.3%ポイントと低水準となった。

   さらに、「中途採用確保D.I.」を業種別にみると、傾向は業種によって分かれているものの、大きくマイナスとなった業種が多くみられた。とくに低水準となったのは「運輸業」のマイナス23.8%ポイント、「飲食店・宿泊業」がマイナス32.1%ポイント、「医療・福祉」はマイナス21.3%ポイントだった。

   なお、調査は従業員5人以上の全国の民間企業7200社を対象に、2023年1月26日~3月2日に実施した。調査項目は、2022年度における中途採用状況と2022年度下半期における人数確保の状況など。4140社(回収率57.5%)から、電話・FAXで回収した。2021年度の数値は、「中途採用実態調査(2021年度実績、正規社員)」を参考。

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