話題の「ChatGPT」よりも、仕事や学習によく使われる対話型AIサービスはどれ? そして、「ChatGPT」が期待以上の働きを見せる分野とは?

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「ChatGPT」はゴルフクラブの握り方、スイングのコツを教えてくれる

   その「ChatGPT」を仕事に役立てるために使っている人に、どのようなシーンで利用しているかを聞くと(複数回答可)、「情報収集をするとき」(34.4%)が最も多かった。次いで「アイデアだしをしているとき」(30.5%)、「文章や動画の内容を要約して確認したいとき」(24.7%)、「リストや表を作成するとき」(21.4%)、「電子メールを作成するとき(日本語)」(同)と続いた。【図表4】

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(図表4)ChatGPTの利用シーン(MMD研究所の作成)

   では、こうして「ChatGPT」を仕事に使い、「期待どおり」、あるいは「期待以上」の効果が得られたのだろうか。

   シーン別に期待した回答が得られたかを聞くと、「期待を上回る回答を得ることが多い」と答えた割合が高かったのは、「文章や動画の内容を要約して確認したいとき」(92.1%)が最も高かった。

   次いで「外国語の文章を翻訳したいとき」(87.9%)、「電子メールを作成するとき(日本語以外)」(79.2%)、「リストや表を作成するとき」(78.8%)、「電子メールを作成するとき(日本語)」(75.7%)と続いた【図表5】。

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(図表5)ChatGPTからの回答は期待以上だったか(MMD研究所の作成)

   「ChatGPT」を仕事や学習で使っている人たちからは、こんな称賛のコメントが寄せられた。

「外国語の翻訳の際に、言い回しやニュアンスの違いを学んでいる」(男性会社員)
「営業を拡大し、効率よく展開するための視点や方法の参考になっている」(男性会社員)
「複数言語間の同時翻訳に役立った」(女性会社経営者)
「企画書の叩き台の作成に役立った」(男性会社員)
「数学のリーマン予想や、量子力学について参考になった」(フリーランス)
「美術のデザイン案や、反省文の作成の1例に」(女子学生)
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生成AIを活用する(写真はイメージ)

   また、趣味や遊びに役立てた人たちからは、こんな感謝のコメントが寄せられた。

「ゴルフクラブの握り方や、スイングのコツを教えてもらった」(男性農林漁業)
「快気祝いと、見舞いの返礼文を作ってもらった」(男性会社員)
「物語を作ってもらった」(女性無職)
「季節のイベント情報や、行楽のアイデアを出してもらった」(女性無職)
「スマホの使い方を教わった」(男性無職)
「自分にあう自転車を選んでもらった」(男性自由業)
「おしゃべり(しりとり)を楽しんだ」(男子学生)

   ずいぶん、いろいろと役立っているようだ。

   調査は2023年5月8日~10日、全国の15歳~69歳の男女5000人にインターネットを通じてアンケートを行なった。(福田和郎)

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