鈴木俊宏社長も自ら試乗「チーム一丸となって歴代最高のモデルに仕上げた」
ハヤブサは日産GT-Rなどと同様、世界中にオーナーズクラブがあり、歴代のハヤブサを所有するライダーも多い。
街乗りからツーリング、本格的なサーキット走行まで、ライダーの好みや技量に応じて世界最高峰の走りを楽しむことができるからだろう。
現在、ハヤブサは米国、欧州、インド、中南米などを含む全世界48カ国で販売し、シリーズ累計販売台数は20万台に上るという。
今回のハヤブサ25周年について、スズキの鈴木俊宏社長は「ハヤブサはスズキを代表するフラッグシップとして世界中でご愛用いただいている。発表から25周年を迎えることができ、皆様に愛していただいたことに深く感謝申し上げる」とコメントしている。
意外と言ったら失礼かもしれない(?)が、鈴木社長は現行3代目ハヤブサの開発にテストライダーとして参加している。革ツナギのレーシングスーツを着て、スズキの浜松市のテストコースで、ハヤブサに試乗する鈴木社長の動画がこれまで公開されている。
鈴木社長は「現行ハヤブサの開発車には私自身も試乗し、チーム一丸となって歴代最高のモデルに仕上げた。ハヤブサはこれからも進化を続けていく」と語っている。
60歳台の経営者がテストコースでハヤブサに試乗するだけでも、たいしたものである。そんな社長の理解あってこそ、ハヤブサの進化があるのだろう。
ともあれ、ハヤブサの25周年記念モデルの抽選は高倍率となることが予想され、クルマ好き、バイク好きの関心を集めるのは間違いない。(ジャーナリスト 岩城諒)