乗り換え先人気1位「Rakuten最強プラン」、2位「ahamo」、3位「UQ mobile」
MMD研究所の調査は、全国の18歳~69歳の男女2万5000人が対象だ。まず、「ワンストップ方式の番号持ち運びが始まったことを知っているか」と聞くと、「知っている」人は13.9%だった。「番号持ち運び」があること自体知らなかった人が半数近い46.2%もいた【図表1】。
従来の方式の番号持ち運びを行ない、不満を感じたことがある5028人を対象に、不満に思った内容を聞くと聞いたところ(複数回答可)、「MNP予約番号の発行が面倒だった」(48.7%)が最も多かった。
次いで「転出手数料・契約事務手数料などがかかった」(39.2%)、「契約手続きが長かった」(30.0%)、「解約する通信会社の引き止め質問が面倒だった」(25.9%)などが上位に並んだ【図表2】。4人に1人が契約中の会社から「引き止め行為」を受けていたわけだ。
さて、Web上だけとはいえ、「ワンストップ方式」で乗り換えが簡単になったわけだが、乗り換え先としてどこのサービスの人気が高いのだろうか。
「MNPワンストップ方式」を利用して乗り換えを検討している1717人に「乗り換えたいサービス」を聞くと(複数回答可)、「楽天モバイル(Rakuten最強プラン)」(33.7%)が最も多かった。
次いで「ahamo」(30.1%)、「UQ mobile」(24.4%)、「Y! mobile」(23.1%)、「povo」(19.1%)、「LINEMO」(12.5%)、「docomo」(9.4%)、「SoftBank」(8.7%)と続いた【図表3】。
「Rakuten最強プラン」は、楽天モバイルの三木谷浩志会長が「すべての日本国民に、最強の携帯電話料金プランを提供したい!」として6月1日から始めたばかりのサービス。MMD研究所のアンケート実施はその約1週間後だが、早くも人気が高まっていたことがうかがえる。