「エッジAI」と「クラウドAI」が相互に自己学習を繰り返す
2022年3月リリースの「新型SleepSensor」は、東京ガスおよび三菱ケミカルインフラテックと共同開発した機器で、ベッドのマットレス下に設置して使うもの。業界初の「デュアルAI」の搭載により、リアルタイムに、さまざまなベッドで、あらゆる動きが分かるようになっています。従来対応できなかったエアーベッドなどにも対応できるようです。
デュアルAIとは、睡眠センサーに生体情報を学習する「エッジAIシステム」と、200種類以上のスクリーニングフィルターが稼働する「クラウドAIシステム」の2つを備えたもの。これらが相互に自己学習を繰り返し、自己成長を実現します。
自己成長型睡眠センサーにより、対象者の特徴を自動判定し、生体情報を正確に把握できるようになり、従来の見守りセンサーを導入した介護施設を悩ませていた「誤発報」や「誤反応」「通知遅延」を大幅削減し、介護者の負担軽減を可能にします。
もうひとつの事業ポートフォリオとして「受託研究開発事業」を行っており、蓄積したビッグデータと健康状態の推移を予測する疲労回復度予測AIや認知症AIなどを中核に、介護・医療業界のほか住宅関連事業者や衣類・寝具メーカーなど様々な共創パートナーと連携しています。