ヤマハ発動機、スノーモービルから撤退...ホンダ、スズキなどに続き、日本メーカーは姿消す

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環境規制の強化で自動車・バイクから消えた2ストエンジン、スノーモービルでは生き残っていた

   現在、ヤマハ発が国内で販売しているスノーモービルは、2機種ある。エンジンは空冷2ストローク直列2気筒の535ccと、水冷4ストローク直列3気筒1049ccのモデルだ。

   最高出力などはわからないが、排気量はそれぞれ大型バイクと1リッターカーの大きさだ。環境規制の強化で自動車とバイクから2ストロークエンジンが消えて久しいが、スノーモービルでは生き残っていることに、懐かしさを感じる読者も多いことだろう。

   筆者のように、1980年代の2ストバイクの全盛時代を知る世代であれば、4ストより2ストのスノーモービルに乗ってみたいと思うのではないか。ヤマハ発の2ストエンジンであれば、なおさらだ。

   ヤマハ発はこの2ストロークエンジンについて「粘り強くて扱いやすく、日々の業務や生活の中でハードに使えるタフさが特長」と説明している。

   2ストモデル、4ストモデルともタンデム(前後の縦並び)の2人乗りだが、リバースギヤ(後退のための変速機)がある点がバイクとは異なる。4ストモデルはベンチレーテッドディスクブレーキを備えた本格派で、バイクメーカーらしくタコメーターもある。

   メーカー希望小売価格は2ストモデルが118万5800円、4ストモデルが157万8500円となっている。しかし、残念なことにすでに生産を終了しており、在庫のみの販売という。

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