小麦の値上げでパンが、砂糖の値上げで菓子が...
帝国データバンクの調査によると、家庭用食料品の今年(2023年)の値上げ品目数は、6月30日時点で累計2万9106品目に達した。バブル崩壊以降で類を見ない、記録的な値上げラッシュとなった昨年(2022年)通年の2万5768品目をすでに超えてしまった【図表1】。
昨年より約1.5~2倍のペースで値上げ品目が増えている。また、調査対象195社のうち9割超の企業が昨年から1回以上の値上げを行ったほか、今年だけでも約8割がすでに値上げを実施・予定している。
7月に値上げするのは3566品目で、昨年7月(2443品目)より約1.5倍に増えた。最も多いのは「パン」(1578品目)で、輸入小麦価格改定の影響が大きい。このほか、「加工食品」(836品目)ではパックごはんやレトルトカレーなどが中心になる。物流費の上昇や電気・ガス代の値上げが響いた【図表2】。
また、「調味料」(619品目)では、めんつゆ製品やスパイス製品で値上げとなる。これは、砂糖や食用油の価格高騰が要因だ。「菓子」(242品目)は、チョコレート菓子や焼き菓子、ポテトチップス関連製品が中心で、カカオ原料の高騰や物流費の上昇が響いている。
「乳製品」(1175品目)は、牛乳不足が問題になった昨年とほぼ同水準に並んだだが、今後さらなる乳価の引き上げが想定されており、昨年を上回る可能性がある【再び図表2】。