今週は、米国の6月雇用統計発表あり...結果次第では金融政策への影響も そして、政府・日銀の為替介入はあるか?(7月3日~7月7日)【株と為替 今週のねらい目】

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外国為替市場 ドルが底堅い動きか 日米金利差拡大観測を背景にドルの下値しっかり

東京外国為替市場見通し(7月3日~7日)
ドル・円予想レンジ:1ドル=142円00銭~146円00銭

2023年6月16日(金)終値 1ドル=144円32銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルが底堅い動きか。

   前週のドル円相場は、ドルが上昇した。米国では年内に2回の利上げを予定している半面、国内では植田日銀総裁が現状の金融政策を維持する姿勢を示していることで、日米金利差拡大を背景に、ドルは一時1ドル=145円前半まで上昇した。

   今週のドル円相場は、ドルが底堅い動きとなりそうだ。

   政府・日銀によるドル売り・円買い介入に対する警戒感で、ドルの上値は重そうだが、半面、日米金利差拡大観測を背景にドルの下値もしっかり。

   ただ、日米の重要経済指標の発表があり、内容次第では相場が大きく動く可能性もある。また、為替介入が実施されれば、大きく円高に振れるため、注意が必要だ。

◆国内外、今週発表予定の経済指標は?

   経済指標は、国内では7月3日に6月日銀短観、7日に5月家計調査、5月景気動向指数などの発表が予定されている。

   海外では7月3日に中国の6月財新製造業PMI、米国の6月ISM製造業景気指数、5日に米国のFOMC(米連邦市場委員会)議事録(6月13、14日分)、6日に米国の6月ADP全米雇用統計、米国の6月ISM非製造業指数、7日に米国の6月雇用統計などの発表が予定されている。

(鷲尾香一)

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