にぎわう「お中元商戦」 2023年の注目は、節電の夏で「ひんやりスイーツ」、節約志向だけど「とっておきの一品」、みんなで楽しむ「おうちグルメ」

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本格的なアフターコロナで、ふるさとへの帰省客増えそう? ギフト需要も高まるか

   逆に、節約志向が高まっている今だからこそ、「とっておきの一品を贈りたい」という需要もあるとして、少しぜいたくな品をそろえたというのが京王百貨店だ。

   老舗店の自慢の味を届けるギフトを数多くそろえている。贈答品の代表的存在ともいえる桐箱入りの高級マスクメロン(1万9440円)などが注目を浴びている。

   また、近鉄百貨店は、にぎわいムードが高まっているといっても、コロナ禍で広まった「イエナカ」時間を大切にするライフスタイルは定着していると判断。自分自身や家族用の「おうちグルメ」を充実させている。イチゴづくしのボトルスイーツの詰め合わせ(3888円)などが人気だ。

   なお、ハースト婦人画報社が約4000人を対象に行った意識調査によると、今夏にお中元や夏ギフトなどを贈る予定があると答えた人は約7割に上るという。

   本格的なアフターコロナに移りつつある今夏は、ふるさとへの帰省客も大きく増えるとみられており、お中元をはじめとしたギフト需要はいっそう高まりそうだ。(ジャーナリスト 済田経夫)

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