過去最低だった日本の「ジェンダーギャップ指数」...私たちが日常的にできることは?

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多様性を受け入れようというけれど...「ステレオタイプ」はありませんか?

   「多様性」というと国籍やマイノリティ(社会的少数者)をイメージして、Aさんのように近くに存在を感じることがないという人もいるのではないでしょうか。「多様性を受け入れよう」というけど、「自分の会社では外国人採用もしていないし関係ないのでは」と。

   多様性というのは目に見えるものだけでなく、目に見えないものの中にもあります。特に日本は島国であることや、これまで長く続いた年功序列や終身雇用制度などで「画一的な」働き方が生まれ、「これはこういうものだ」と凝り固まった考え方が根付きやすいとも言われています。

   たとえば男女に対して、以下のようなイメージを持っている人もいます。

・男は仕事、女は家事
・男は理系、女は文系
・男は元気、女はしとやか
・男は面白い、女は優しい

   このような固定化された考え方を「ステレオタイプ」といいます。私も含めて上記をイメージできてしまうので、必ずしも特別な考え方ではなく、身近にあるものです。

   ステレオタイプがあることで、さまざまな分野で「これはこういうものだ」という特定の考えにつながり、それ以外の少数派の考え方は受け入れられない、ということになってしまうのです。つまり、ステレオタイプによって、さまざまな可能性が狭まってしまうのです。

   日本の女性管理職比率が低い原因の一つに、私たちの中に男女に対するステレオタイプが根強く残っていることもあると思います。

ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
仮想スナック「ひろこ」を経営
古代マヤ暦シンクロ協会認定講師、ライター

不動産業界での営業、教育業界でのコーディネーターなどを経て、組織や人材開発に携わりながら、コーチングも行っている。鳥取県生まれ、大阪在住。多拠点生活に向けて活動中。
「キャリア50」https://career50.jp/?s=ひろ子ママ
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