会社の数字を把握している「経理」の人が辞めていくとヤバいかも...
第3位は、「会社内の雰囲気が異様」。12%の人が、そう答えた。
「突然上司が激怒し、部下に対して怒鳴りつけている光景が目に焼き付いています。みんな萎縮して怖気づいていました」(30才~34才男性、金融業 営業)
「面接でうかがったとき、社員さんとすれ違った際に挨拶をしても返ってこなかった。会社全体にどこか薄暗い雰囲気があったのを覚えています」(25才~29才女性、情報通信業 営業事務)
「朝から憂鬱そうな表情で出勤し、一日中気持ちが重かったです。同僚も無表情で、笑顔が見られない職場でした」(40才~44才男性、小売業 総務)
などの声があった。
第4位は、たとえば無礼な態度や侮辱的な発言、不適切な行動や態度など、「面接時の担当者の態度がおかしい」(8%)ことがあがった。第5位は「古株社員の給料が低すぎる」(5%)、第6位に「内定が出るのが早すぎ」(4%)、第7位には「経理の人から辞めていく」(3%)といった「見分け方」が続いた。
上司や先輩社員が低賃金で働いているのがわかると新入社員や若手社員は「頑張っても報われない」「昇給の機会がほとんどない」と不安になるし、面接が終わった直後に驚くほど早く内定をもらっても不安になる。
ブラック企業では、会社の数字を一番把握している経理スタッフが辞めていく現象が起こることがあるという。「その理由はさまざまですが、社員の給与や労働条件の不満、過剰な採用コストや強引な取引など、数字を見ているうちに会社の問題点がわかってくるからでしょう」と、シフィットはみている。
なお、調査は社会人経験のある18歳以上の人を対象に、2023年4月24日~5月19日にインターネットで実施した。有効回答者数は、637人。