「先輩社員の話」「人事担当者の話」で企業理解深めたい! 「働いている人の話が一番リアル」
就活生にとって企業動画を見ると、その会社への関心を高め、インターンシップや就活時の志望度も上がるということがわかったが、では具体的にはどのような動画に、関心があるのだろうか。
これについては、学情が「就職活動準備における動画活用」というテーマで調査したアンケート結果(2023年6月20日発表)が、大いに参考になりそうだ(調査は、「あさがくナビ2025」の利用者で、2025年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生が対象。551人から有効回答を得た)。
調査では、企業動画で視聴したい内容を聞いた。その結果、最多は「仕事内容の紹介」で「81.3%」、次いで「事業内容の紹介」が「63.2%」、「1日の流れ紹介」が「62.9%」、「インターンシップコンテンツの紹介」は「50.5%」という結果だった。
同社によると、コメントとして、「仕事内容を具体的に知れると、自身に向いているかイメージしやすい」「入社後に活躍できそうかを具体的にイメージしたい」「実際に入社した際の仕事内容や1日の流れを知りたい」といった声が上がっているということだ。
つぎに、企業動画を視聴したいタイミングを聞いてみると、「インターンシップへのエントリー前」が「82.4%」で最多に。ほかの項目を大きく引き離している。インターンシップへの応募前には、具体的な情報を得たいという意欲のあらわれだろう。
最後に、企業理解を深めるために、参考にしたいものでは、「先輩社員の話」が「72.2%」で最多だった。次いで「人事担当の話」が「62.6%」、「第三者の声や評価」が41.2%と続いた。
回答者からは、「入社後、先輩上司になる方の話を聞きたい」、「実際に働いている人の声が、1番企業のリアルを知れると思う」といったコメントが寄せられている。
こうした調査結果から考えると、企業動画を通じて、先輩社員たちからの「生の声」には訴求力がありそうだ。