経営者は元ボスコン、平均年齢36.3歳の精鋭集団
Laboro.AIの従業員数は、2018年3月期はわずか2人でしたが、2019年3月期は8人、2019年9月期以降は11人→18人→31人→40人と順調に増え、2023年5月末は51人となっています。
従業員の平均年齢は36.3歳、平均勤続年数は1.6年。平均年間給与(単体)979.9万円は、かなり高い水準といえるでしょう。
Laboro.AIの採用サイトを見ると、機械学習エンジニア(機械学習・AI開発 エンジニア職)とソリューションデザイナ(営業・コンサル・プロジェクトマネージャー職)があり、それぞれのシニアポジション(リード機械学習エンジニア、シニアソリューションデザイナ)での募集も行われていますが、想定年収は示されていません。
代表取締役CEOの椎橋(しいはし)徹夫氏は1983年生まれ。米州立テキサス大学理学部物理学/数学二重専攻卒業後、ボストン・コンサルティング・グループ東京オフィスに参画し、31歳でプリンシパルに昇進(当時最年少)。2014年に東大工学研究科の松尾豊研究室でディレクターを兼任し、2016年にLaboro.AIを創業しました。
代表取締役COO兼CTOの藤原弘将(ひろまさ)氏は1982年生まれ。独立行政法人に研究員として勤務しながら、京都大学大学院情報学研究科博士課程に社会人学生として入学し博士(情報学)を取得。2012年にボストン・コンサルティング・グループに入社。2016年に椎橋氏とともにLaboro.AIを創業し代表取締役CTOに就任。2022年からはCOOを兼任しています。
有価証券報告書には、事業等のリスクとして「特定の人物への依存」があげられています。椎橋氏と藤原氏が重要な役割を果たしており、両名が退職する影響度は「高」とされているものの、発生可能性は「低」となっています。