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「仕事を何よりも最優先」「情熱を持って働け!」というワンマン会社

   第8位は、「勤怠管理がいい加減」(52人)。

「会社独自の勤務記録票に自分で入力して月に一度総務にメール送信するだけ」(男性、30才~34才。情報通信業・エンジニア)
「残業は15分単位で計算されるはずなのに、抜けているときが結構ある」(女性、30才~34才。卸売業・営業事務)
「朝も夜も好きな時間に出社して、好きなときに帰っていく人もいましたが、上司はまったく注意せずでした」(男性、25才~29才。情報通信業・営業)

   労働時間や休日の管理といった勤怠データを適切に管理していないほか、「勤怠管理システムやタイムカードを導入していない、手入力でシフト管理している」といったことが当たり前に行われていて、これが残業代未払いや長時間労働につながる原因になっているケースもあるという。

   第9位は「募集要項に精神論が多い」(34人)。

「求人内容に『忍耐力』や『犠牲精神』という言葉が踊っていた」(男性、25才~29才。製造業・経営企画)
「『気合い、根性』というフレーズを多用した募集要項には寒気がしました」(男性、25才~29才。金融業・営業)
「仕事を何よりも最優先、情熱を持って働け!という社風のワンマン会社」(男性、25才~29才。小売業・販売・サービス)

   「情熱を持とう」「飽くなき挑戦」「スピード成長できる」「フレッシュな職場」というように、仕事への情熱やチャレンジ精神、自己成長などの表現が頻繁に使われる会社も要注意かもしれない。

   第10位は、31人が答えた「コンプライアンス意識を著しく欠いている」だった。

   労働基準法や労働安全衛生法などの労働法令を軽視し、それどころか自社で定めた就業規則をも守らないというケースがみられる。

「会社の雰囲気が昭和的でコンプライアンス問題が見逃されやすい組織体制でした」(男性、30才~35才。卸売業・情報システム)
「コンプライアンス意識がまったくなく、精神論が根付いていてサービス残業も多く、労働基準法に違反している」(男性、35才~39才。医療・医薬業 営業)
「コンプライアンスを守ろうという考えは存在しない会社。パワハラ上等のことを口走る上司がいて、従業員のモチベーションは地を這うくらい低く、ネガティブな雰囲気が蔓延している」(男性、35才~39才。情報通信業・社内SE)
「従業員の安全や健康がないがしろにされている」(男性、40才~44才。運輸業・ドライバー)

   「実労働時間と実支給額を計算したら、最低時給を割っていた」といった、辛らつな意見もあった。

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