あなたが思うブラック企業の特徴は?  3位「給料が低すぎる」、2位「残業代が出ない」...1位はやっぱり?

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「セクハラ」「パワハラ」「いじめ」が横行...

   ブラック企業には、「セクハラ」や「パワハラ」、「いじめ」などが横行している状況があるのも特徴だ。第5位は、「ハラスメントが横行している」。88人が回答した。

   ハラスメントが横行しているような会社は、上司や経営陣が適切な監督・管理体制を構築せず、ハラスメント行為に対して厳正な対応を取らない傾向にある。

   たとえば、役員や上司が調査もせずに、「被害」を断定。「加害者扱い」して、社員を退職に追い込むなどは、そのこと自体がパワハラ行為にあたる可能性があることを認識していない場合がある。

「上司が事あるごとに部下をきつく叱責し、侮辱的な言葉を言ったり、怒りに任せて度が過ぎる発言を繰り返すような環境でした。私もよく上司から嫌味な言葉を投げかけられ不当に扱われたことがあります」(女性、30才~34才。不動産業・営業)
「特定の人が上層部から非難されたり、日常的に嫌がらせの対象にされていたりした」(男性、25才~29才。製造業・企画開発) 「無茶なノルマを要求され、常に不安やプレッシャーとの戦いでした」(男性、25才~29才。金融業・営業)

   などの声があった。

   第6位は、「雇用契約が違法・不透明」なこと。75人は答えた。

「この会社で働くことになった際に雇用契約書のような書面は一切なく、口頭での合意のみでした」(女性、25才~29才。小売業・店舗スタッフ)
「フルタイムの正社員で入社したのに雇用保険や社会保障が適用されていなくてびっくりした」(男性、20才~24才。飲食サービス業・ホール・キッチン)
「面接の時『たまに残業が発生する』とだけ聞いていたが、実際は給与に月30時間の残業代が含まれた契約になっていた」(男性、25才~29才。情報通信業・デザイナー)

   との声が寄せられた。

   ブラック企業では「雇用契約書がない」「労働条件通知書が交付されなかった」というように、労働時間や休日、賃金などの労働条件が明確に示されないことがある。

   また、「事業責任者だから残業代は支払わない」「1日の所定労働時間は10時間とする」「残業代は給料に含まれている」といった労働基準法に違反していたり、曖昧で不当な労働条件を定めている可能性がある。

   第7位は、「離職率が高い、常に求人募集している、採用人数が多い」で、56人がそう答えた。ブラック企業には、働く社員が不満を抱えがちなため、従業員の入れ替わりが激しいという特徴があるようだ。

   離職者の穴を埋めるために採用を繰り返して、その都度大量の人員を募集。多数の社員を採用しようとすることがあったり、労働力を安く確保するため、また過酷な労働条件に耐えられるとされる若者をターゲットにしたりする可能性もあるという。

   寄せられた声には、

「新しく入ってきた人は半年後には半分以上いなくなっている」(女性、30才~34才。製造業・営業)
「離職率が高いので常に人材不足。それを補うためにいつも大量に求人募集している」(男性、25才~29才。飲食サービス業・接客業)
「過酷な労働環境についていけなくて、みんな辞めてしまう」(男性、35才~39才。小売業・マネージャー)

   などがあった。

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