「最強プラン」の人気理由、「安い」「ポイント貯まる」...
次に、2023年5月以前に契約した楽天モバイルメイン利用者(1729人)を対象に、「Rakuten最強プラン」が導入される前に感じていた不満を聞くと(複数回答可)、「通信が途切れることがある」(30.0%)が最も多かった。次いで「通信速度が遅い」(20.4%)、「Rakuten Linkの音質がよくない」(19.6%)、「楽天モバイル回線につながりにくい」(16.5%)と続いた【図表3】。
つまるところ、通信回線の質の問題を挙げる声が多かった。ただし、「特に不満は感じなかった」(44.8%)という人が半数弱おり、回答者の中で最多だった。
他社の利用者は、「Rakuten最強プラン」をどう思っているのだろうか。他社メイン利用者の中で、具体的な乗り換え検討先がある3843人を対象に、「どのサービスに乗り換えたいか」と聞くと(複数回答可)、「楽天モバイル」(30.7%)が最も多く、次いで「ahamo」(28.0%)、「MVNO(格安スマホ)」(25.4%)、「UQ mobile」(20.9%)、「Y!mobile」(20.6%)、「povo」(15.9%)と続いた【図表4】。
ユーザーはいったいどういう理由で、「Rakuten最強プラン」を継続して利用したい、あるいは乗り換えたいと考えているのだろうか――。
そうしたユーザー2307人を対象に、その理由を聞くと(複数回答可)、「料金が安い」(57.1%)が最も多かった。次いで「ポイントを貯めている」(37.4%)、「楽天のほかのサービスを使っている(28.3%)、「プラン内容がわかりやすい」(19.1%)、「Rakuten Linkで通話料金をかけずに通話できる」(18.0%)と続いた【図表5】。
最後に、他社から「Rakuten最強プラン」への乗り換えを検討している913人を対象に、「Rakuten最強プラン」の発表が乗り換え意向に影響があったかを聞くと、「発表を受けて楽天モバイルに乗り換えたくなった」が42.3%、「発表前から乗り換え予定だった」が25.6%となった【図表6】。発表のインパクトは強かったようだ。