受信料支払い率100%なら、スゴイ黒字になる! どうするNHK?
また、民放にはない「NHKらしさ」を評価する意見も一部にあった。
「NHKだからできる番組づくりも多いのですよね。娯楽番組だと、完全新規にこだわらず、『タイバニ』(編集部注:アニメ=タイガー&バニー、もともとTBS系で放送されていた)みたいに、民放局や配信限定番組を引っ張ってくるのもコスト的には悪くはないかもしれません」
「たしかにテレビはあまり見なくなったけど、有事の際に確実につけるのはNHKだしな。民放みたいにスポンサーありきじゃないから、フェイクやあおりもないので冷静に視聴できるし。そのために有料であってよいと思うよ」
「NHKは見ているし、受信料ももちろん払っている。災害報道は地方局が全国に網羅されているので、早いし、的確。スクープ映像も他局よりも近くで撮られていたりする。何よりもCMがないのがよい。イライラしない。他局はやたらとテロップが多いから、見づらい。盛り上がったところでCMに行って、CM後また同じところから始める。(民放は)テレ東以外はあまり見ないな」
「NHKの受信料への批判もわかりますが、他の民放のコマーシャルの入れ方、もったいぶって、なかなか結果を見せないような演出と比較すると、ストレスは少ないのですが。皆さんとは違うのですかね」
「NHK面白いと思うけどなあ。全部じゃないけど。ネットをやりながら見ればちょうどよい」
最後に、こんな素朴な疑問を紹介したい。
「受信料支払い率80%で、6000億円強の収入があり、事業が黒字。仮に全世帯が今までの受信料を一気に払ったら、すごい金額が黒字になるけど、そうなったらどうするのだろう?」
(福田和郎)