雪国まいたけ株、一時11.7%高...キノコ原料の「代替肉」開発成功で期待 低カロリー、低脂質、豊富な食物繊維のヘルシー製品、23年度の発売目指す

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   キノコ生産大手、雪国まいたけの株価が2023年6月21日の東京株式市場で一時、前日終値比110円(11.7%)高の1050円まで上昇した。

   前日にキノコを主原料とした代替肉の開発に成功したと発表しており、新たな成長のけん引車が生まれたとの期待感から買いが殺到した。

中期経営計画で示していた有力分野「代替タンパク」の研究...「代替肉」はその成果に

   発表内容を確認しておこう。雪国まいたけは中期経営計画で示した新規事業について、「代替タンパク」の研究を有力分野として掲げており、今回の代替肉開発はその具体的な成果と位置づけられる。

   自然なおいしさを追求しつつ、原料であるキノコの低カロリー、低脂質、豊富な食物繊維といった特性を生かしたヘルシー志向の製品になるという。2023年度中に最初の製品を発売することを目標に準備を進めている。2024年度以降は、さらに製品バリエーションを広げて事業を展開するとしている。

   現状、代替肉市場は大豆由来の成分を主原料にしたものが主流だ。だが、ヘルシーなイメージの高いキノコを原料とすることで、健康志向の高い消費者に受け入れられる可能性はありそうだ、との期待が株価上昇にはっきりと結びついた。

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