ハワイに恋して、現地ツアー会社を経営 夢を実現した女性社長のアフターコロナに向けた奮闘記/パイナップルツアーズ・宮崎さえ子社長

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パイナップルTV「ハワイの現状をできるだけ詳しく伝えたい」

   コロナ禍は、ほぼ失業状態だった。そこで宮崎さんが苦境を乗り越えようと、また、アフターコロナに向けた一歩を踏み出そうと始めたのが、YouTubeでの動画サイト「パイナップルTVハワイ」。2020年4月のことだ。

   宮崎さんは、

「それ(コロナ禍前)までは仕事や、細かなことに追われる毎日でしたので、いろいろとゆっくりできないことがたくさんありましたが、スローダウンしたのは『これも運命』と思い、今までできなかったことを、みなさんが戻るまでエンジョイしようと。不安はありましたが、そう思うようにしました。
それに以前から、動画を撮影して会社のことやハワイの現状をお知らせしたいと思っていたので、動画はたくさんつくりました。頑張りましたよ。動画配信も、幸せを分ける活動の一つ。大切な伝達手段なので、もっと勉強して、追いかけてくる時代に抜かされないように努めたいですね」

   と、前を向く。

「おかれた場所で咲きなさい。もし、咲けないときは、根を深く深く張って、次の咲く準備をしなさい」

   コロナ禍では、高校時代の恩師の言葉をよく思い出したそうだ。

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オアフ島のラニカイビーチ

   その動画の一つが、「ノースショアの旅(前編)」(2022年2月6日付)。「少しでも『生のハワイを届ける』を目標に、あまりに長いロングバケーションに。そろそろ開始の願いを込めて」(宮崎さん)撮影。ハワイの物価高のようすを、街を食べ歩きしながら伝えている。

   宮崎さんが、ハワイ観光の現状(2023年6月時点)を説明する。

「病院や国の機関を除けば、ハワイでマスクをつけている人はほとんど見られません。しかし、お客様(観光客)はまだまだ戻ってきていません。その原因が、いきなりの物価高。以前からハワイの物価は高いと思っていましたが、このところ、あまりにバカらしいほどの物価の上昇を感じます。
たとえば、コーラ12本入りが1500円、トイレットペーパー12ロール1300円、卵1パック1000円、二人でうどんを食べて4000円と、ちょっと異常。スーパーなどは日本の2倍。それ以上のモノもたくさんあります。円安の影響で、戻りそうだったお客様がグッと来なくなってしまい、それがコロナ禍のときよりも衝撃です」

   さらに、こう続ける。

「そうなると、やはりツアー代金も滞在するだけでお金がかかるというほど、一気に高くなっているので、学生やハワイを楽しみたいという方には、なかなか(コロナ禍前の状況には)戻りにくくなっているように思います。
それでも、私はそんなお客様のためにもいろいろとリーズナブルなアクティビティをお探しいたします。もう少し(時間が)かかるかもしれませんが、本当にハワイに日本のお客様が戻ってきてくれることを願ってます」

   オアフ島に住み始めて13年目。ハワイに恋して、ハワイで活動を続ける日本人として、「ハワイが少しでも身近になってほしい。みなさんを、お待ちしています!」と呼びかける。

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