キャリアプランに応じて異動も柔軟、モチベーションどんどん上がる!
ところで、キャリアアップのために、具体的にはどんな育成システムや学習支援の環境が整っているのだろうか。40~50代中途入社者のクチコミを見ると――。
ナイル「各自スキルアップ制度(書籍購入、セミナー費用補助支援)を有効活用して当たり前のように成長を図ろうとする環境。ある業種で満足した人向けに事業部やチーム間を体験・異動できる制度がある」(デジタルマーケティング、男性)
クニエ「教育プログラムが充実しており、社内にコンサルタント経験者による教育プログラムが運営されています。経験の浅い人でも成長しやすい環境が整備されています。所定の研修を受講しなければプロモーションできないため、業務と並行しての受講はかなり大変です」(シニアコンサルタント、男性)
エヌ・ティ・ティ・データ「社員教育に力を入れており、多種多様なトレーニングを受ける機会がある。また、キャリアプランに応じて社内の異動も柔軟に受け入れてもらえるので、モチベーション高く新しいことにチャレンジできる」(主任、男性)
ボストン・サイエンティフィック ジャパン「教育の材料は揃っているので、自己成長に関しては本人次第なところはある。キャリアに関しても、定期的にほかの事業部の話を含めて、異動できる仕組みになっている」(エンドスコピー=消化器分野担当、女性)
富士通「ポスティング制度を活用すれば、自分でキャリアを考えて行動に移すことができます。社内教育も豊富なので、リスキリングもできます。反対に、年功序列的なキャリアが好きな人には向かないと思います」(システムエンジニア、男性)
若い人にまじって、仕事に、勉強に、とあふれるばかりの向上心で頑張るミドルたち。厳しいが、やりがいを持って働く姿が伝わってくる。こんなに元気で経験豊富なミドルが入ってきたら、若い人にとっても、会社にとっても、鬼に金棒だろう。
調査は、「OpenWork」に投稿された、40~50代の中途入社者による会社評価レポート2万3276件を対象データとした。
(福田和郎)