トヨタ、「全固体電池」市販時期を明言...新戦略発表の衝撃 一気にゲームチェンジへ! トヨタのEV反撃は「本物」か

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水素エンジンなど、トヨタの「全方位の脱炭素戦略」は変わらず

   果たして、トヨタの全固体電池は本当に実現するのか。

   大手メディアの報道を見ると、「トヨタ、27年にも全固体電池EV投入 充電10分1200キロ」(日本経済新聞6月13日電子版)などの見出しが目を引く。ところがトヨタの発表文を冷静に読むと、全固体電池は「実用化にチャレンジ」との表現にとどまっている。

   今回の戦略を発表した技術説明会で、トヨタ幹部は「競合他社に打ち勝つスピードで商品を投入する」などと意気込みを語った。

   注目の全固体電池の他にも、リン酸鉄系のリチウムイオン電池や水素エンジンなど、トヨタが得意とする「全方位の脱炭素戦略」を明らかにした。

   もちろん、その中で最大の注目ポイントは全固体電池だが、「ここまで幅広く手の内を明かすのは危機感の裏返し」(業界関係者)との指摘もある。今回発表した最先端技術の実現に向け、トヨタの戦略の真価が問われる。(ジャーナリスト 岩城諒)

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