20代~40代とも「給料が少ない」ことに不安
Uターン・Iターンで、地方で就職することへの不安はどうか。これについて聞いた(n=500人)ところ、地方での就職に「不安があった」と答えた人は、79.0%にも及ぶことがわかった。「不安はなかった」は21%。
また、「地方就職に対して、どのような不安を抱えていましたか」(n=395人、複数回答)との問いに、20代~40代とも約半数の人が「給料が少ない」ことを不安視していたことが明らかになった。
20代では、「職場で人間関係をうまく築けるか」(38.9%)や「通勤時の移動が大変」(25.0%)なことに不安を感じている。「企業の知名度が低い」(30.6%)点を気にする人が多いこともわかった。
一方で、30代は「休日の過ごし方」(17.5%)や「パートナー・友人と会えなくなる」(15.9%)など、プライベートなことに不安を感じているようす。40代は、「やりたい職業・職場が見つからない」(36.1%)と答えた人が目立った。【図5参照】
では、実際に地方で就職してみて、その実情はどうだったのか――。 「地方での就職に満足しているか」(n=500人)との問いに、74.8%(「とても満足している」18.0%と「満足している」56.8%の合計)の人が「満足している」と答えた。
「あまり満足していない」は17.0%、「満足していない」と答えた人は8.2%だった。
年代別にみると、20代の満足度は81.8%(「とても満足している」15.9%と「満足している」65.9%の合計)と、8割を超えた。【図6参照】