中小企業、夏のボーナス増額予定の会社は35%!...好調なのは「商社」「不動産・建設」「サービス」

   そろそろ夏季ボーナスのシーズン、あなたの会社は賞与支給の予定はありますか?

   エン・ジャパン(東京都新宿区)が2023年6月21日に発表した「夏季賞与」実態調査2023では、中小企業の374社を対象に聞いたところ、夏季賞与を支給予定としている中小企業は83%で、前年比6ポイント増加したことがわかった。

   とくに、増額を予定している企業は35%で、理由としては「ベースアップの影響」、「業績が好調」、「社員の意欲向上のため」などが多い。

賞与支給する企業は、前年比6ポイントアップの83%

   この調査は、2023年5月2日から30日までの間、同社の人事向け情報サイト「人事のミカタ」を利用する従業員数300人以下の中小企業374社を対象に、インターネットアンケートを行った。

(エン・ジャパンの作成)
(エン・ジャパンの作成)

   はじめに、夏季賞与の支給について聞くと、「支給予定」とした企業は前年比6ポイント増の「83%」となった。「支給しない予定」とした企業は10%、「わからない」は7%という結果だった。

(エン・ジャパンの作成)
(エン・ジャパンの作成)

   続いて「支給予定」とした企業には、前年比で支給額の変動を聞いたところ、最多は「賞与支給額は変わらない」で50%となった。全体で見ると、「増額予定」の平均は「35%」。業種別で見ると、割合が高い「商社」(44%)、「不動産・建設関連」(40%)、「サービス関連」(32%)が目につく。

   一方で、「賞与支給額は変わらない」とした割合が高いのは「金融・コンサル関連」(80%)、「流通・小売関連」(50%)、「メーカー」(47%)となった。

   残念ながら「減額予定」は、全体で「11%」。割合が高いのは「メーカー」(20%)、「不動産・建設関連」(11%)、「広告・出版・マスコミ関連」(11%)だった。

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