大半の人は「自己管理」ができない... そこで大事なのが「営業管理者」の存在
プロ野球米大リーグで大活躍を続ける大谷翔平選手が、投手と打者の二刀流という前人未到のやり方で、大きな実績を上げているのも同じでしょう。
もちろん、もともとの資質の高さもさることながら、日々自身で決めたルーチントレーニングを、一日も欠かすことなく愚直に続けてきたその結果が、誰もなし得ていない大記録を作り上げているのです。
営業本の著者たちも、自分自身が決めた営業ルーチンを自己管理のもと、愚直に継続して取り組んだことで、営業本として紹介できるような、大きな実績を上げてきたのに違いありません。
それを読んだ悩める営業担当者が、「参考にはなったけど、実績にはつながらなかった」のは、自己管理ができないがゆえにやるべきルーチンを続けられない。あるいは、1、2か月やってみたけど、結果が出ないのでやめてしまった――そんな理由からなのです。
ここで重要なことは、自己管理ができているのはごく一部の優秀営業担当者だけだということです。すなわち、大半の営業担当者は、自己管理ができていないのです。
では、大半の営業担当者が実績を上げていくためには、どうすればいいのでしょう。解決策は簡単です。自己管理ができないのなら、発想を変えて、他人に管理をしてもらえばよいのです。すなわち、「営業管理者」を選任して、営業担当者をしっかりと管理をすればいいだけの話です。