なぜ彼らはトップ営業パーソンなのか? ふつうの人との違いは、たったひとつ...業種が違っても必ず実践していること(大関暁夫)

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大半の人は「自己管理」ができない... そこで大事なのが「営業管理者」の存在

   プロ野球米大リーグで大活躍を続ける大谷翔平選手が、投手と打者の二刀流という前人未到のやり方で、大きな実績を上げているのも同じでしょう。

   もちろん、もともとの資質の高さもさることながら、日々自身で決めたルーチントレーニングを、一日も欠かすことなく愚直に続けてきたその結果が、誰もなし得ていない大記録を作り上げているのです。

   営業本の著者たちも、自分自身が決めた営業ルーチンを自己管理のもと、愚直に継続して取り組んだことで、営業本として紹介できるような、大きな実績を上げてきたのに違いありません。

   それを読んだ悩める営業担当者が、「参考にはなったけど、実績にはつながらなかった」のは、自己管理ができないがゆえにやるべきルーチンを続けられない。あるいは、1、2か月やってみたけど、結果が出ないのでやめてしまった――そんな理由からなのです。

   ここで重要なことは、自己管理ができているのはごく一部の優秀営業担当者だけだということです。すなわち、大半の営業担当者は、自己管理ができていないのです。

   では、大半の営業担当者が実績を上げていくためには、どうすればいいのでしょう。解決策は簡単です。自己管理ができないのなら、発想を変えて、他人に管理をしてもらえばよいのです。すなわち、「営業管理者」を選任して、営業担当者をしっかりと管理をすればいいだけの話です。

大関 暁夫(おおぜき・あけお)
株式会社スタジオ02 代表取締役 企業アナリスト
東北大学経済学部(企業戦略論専攻)卒。1984年、横浜銀行に入行。現場業務および現場指導のほか、出向による新聞記者経験を含めプレス、マーケティング畑を歴任。全国銀行協会出向時には対大蔵省(当時)、対自民党のフロントマンも務めた。中央林間支店長に従事した後、2006年に独立。銀行で培った都市銀行に打ち勝つ独自の営業理論を軸に、主に地域金融機関、上場企業、ベンチャー企業のマネジメント支援および現場指導を実践している。
メディアで数多くの執筆を担当。現在、J-CAST 会社ウォッチ、ITメディア、BLOGOS、AllAboutで、マネジメント記事を連載中。
1959年生まれ。
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