理性と直感の両方を混ぜ合わせた「意思決定」の方法
意思決定の方法について、さまざまな考えを紹介したうえで、心理学者たちが提案している「理性と直感の両方を混ぜ合わせた」手法を勧めている。それは......。
【問題の大小によって選択する】大きな決定を下すときは直感による意思決定が最適であり、理性による意思決定は比較的小さな決定に向いている。結婚や転職といった重要な選択の場合、理性に頼った分析はかえって問題を複雑にしかねない。また、潜在的な重要検討事項を考慮し忘れる可能性があり、その他のことを過剰に重要視したり過小評価したりする危険性もあるからだ。
【言葉に表せない感情に焦点を当てる】コインを1枚取り出し、裏表双方にそれぞれ別々の選択肢を割り当て、放り上げる。ただし、結果をすぐ見てはいけない。その代わり、自分の感情の動きに注意を払う。表か、裏か、どっちが出て欲しい? その答えに本心を見ることができるという。
【最初は理性的に、途中から直感的に】まず目標、選択肢、あり得る結果を詳しく書き出す。それらをしっかりと検討。そして、その後は直感で行動する。いつでも適切な判断が下せる地盤を理性的な方法で準備するのだ。
物事を決断する方法として、「5-3-1」という方法も紹介している。
2人の間でレストランや映画を選択する際に頼りになる方法だという。まず、1人が5つの選択肢を選び、もう1人がそれを3つに絞る。そして最初に選んだ人が3つの中から最後の1つを選ぶというものだ。