大企業でのAI推奨「している」10.1%、「禁止している」6.1% 産業別では情報通信業が最多
2つ目の質問では、「貴社ではAIツールを業務に活用していますか」と問いかけた。すると結果は、全体では、「方針を決めていない」が「76.8%」で最多になった。
また、「会社として活動を推進している」は「3.5%」、「部門によっては活用している」は「4.3%」となり、社内で推奨している企業はあわせて「7.8%」となった。
規模別で見ると、大企業では「会社として活用を推進している」が「4.2%」、「部門によっては活用している」が「5.9%」となっている一方で、「業務への活用は禁止している」が「6.1%」となるなど対応が分かれた。
中小企業では、「会社として活用を推進している」(3.4%)、「部門によっては活用している」(4.1%)でAIの活用率は大企業が上回った。
産業別で見てみると、情報通信業が「会社として推進」が「11.1%」、「部門によっては活用」は「9.0%」、「個人では活用」が「22.8%」となり他9産業を上回った。
同社では「IT関連企業も多い情報通信業では、いち早くAIツール導入の検討を進めながらも、運用は部署や個人任せの姿勢も目立つ」としている。
また、業種別にAIツールの活用状況を見ると、「会社として活用を推進している」と「部門によっては活用している」の合計値が高いのは、「インターネット付随サービス業」の「36.3%」だった。次いで、「各種商品卸売業」が「21.8%」、「映像・音声・文字情報制作業」は「21.7%」の順に並んだ。
上位10業種のうち、4業種を「サービス業他」、3業種を「情報通信業」が占めるかたちとなった。