スタートダッシュで出遅れた日本、政府の「AI戦略」に期待
調査をまとめたMM総研ではこうコメントしている。
「『ChatGPT』を試すスタートダッシュでは、日米間で差が出てしまった格好だ。足元では日本企業の『ChatGPT』に対する関心も高い。
政府は『AI戦略会議』での取りまとめや、G7と共同で議論する『広島AIプロセス』でルール整備を進め、『新しい資本主義』の中では開発と利用を後押しするとしている。いずれも具体策はこれからとなるが、市場の今後を左右する大きな要因となる」
調査は2023年5月24日~31日、日本と米国の企業・団体に所属する従業員1万3814人(日本1万3412人、米国402人)にWebアンケートを行なった。利用率などの集計では、1日の業務時間のうち25%以上をデスクワークに利用する従業員を対象とした。(福田和郎)