【建設業の2024年問題】残業時間管理する企業66.4%に 現場のホンネは「給与体系見直し」「リモートワーク導入」「仕事量の見える化」

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   「建設業の2024年問題」が迫るなか、住宅・建設業界で働いている人の実感とは?

   ジャパンホームシールド(東京都墨田区)は2023年6月8日に「建設業における2024年問題と働き方の意識調査」を発表した。

   調査によると、工事現場で人手不足を感じる人は96.5%(感じている:74.2%、少し感じている:22.3%)と高水準になっており、企業では労働時間の適正化のため「デジタル化(DX化)」に奔走している実態が明らかになった。

   一方で、働いている人の実感として「人材確保」に向けて、「給与体系の見直し」(69.9%)、「労働環境の改善」(59.0%)が必要という意見が上がり、現場で働く人たちの生の声が聞こえてきた。

  • 建設業で働く人のホンネとは?(写真はイメージです)
    建設業で働く人のホンネとは?(写真はイメージです)
  • 建設業で働く人のホンネとは?(写真はイメージです)

建設業で人手不足感じる人96.5%、高齢化を実感する人96.9%!

   この調査は建設・住宅業界に携わる全国の事業者229人を対象に、2023年4月17日から28日までの間、ジャパンホームシールドの自社調査でインターネットアンケ―トを行ったもの。

(ジャパンホームシールドの作成)
(ジャパンホームシールドの作成)
(ジャパンホームシールドの作成)
(ジャパンホームシールドの作成)

   はじめに、人手不足と高齢化を感じているかを聞いた。すると、人手不足を感じている人(感じている:74.2%、少し感じている:22.3%)は「96.5%」に上ることがわかった。

   一方で、現場の就業者や技術者の高齢化については、「(実感が)ある」は「79.9%」、「(実感が)少しある」は「17.0%」で、あわせて「96.9%」というほぼすべての人が実感していることが明らかになった。

(ジャパンホームシールドの作成)
(ジャパンホームシールドの作成)

   さらに、人材確保のために優先すべき事項を聞いた。その結果は、「給与体系の見直し」が最多の「69.9%」、「労働環境の改善」が「59.0%」、「組織や業務の見直し」が「47.6%」という順になった。長時間労働や急な呼び出しもある業界だけに、給与の見直しは大事なポイントだろう。

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