転職で企業に聞きたいこと 現職満足度高い人は「職場の上司や同僚の経歴・能力」が56.3%で突出!
また、転職活動で企業に提示してほしいことを聞いてみると、。「募集している職場の上司やメンバーの経歴や能力」は「46.8%」、「募集している職場の具体的な仕事内容やミッション」は「44.5%」、「募集しているポジションの評価指標」と「勤務時間や休日休暇、リモートワーク実施率等の働き方に関する詳しい情報」が同率で「41.8%」となった。
ここでもキャリア満足度が高い人の結果に注目してみると、「募集している職場の上司やメンバーの経歴や能力」と回答した人が「56.3%」(全体より9.5ポイント上昇)となった。キャリア満足度が高い方ほど「誰」と働くかをより重要視しているようだ。
他方で、働く環境について魅力に思うものについて質問してみると、「社風・人間関係が良い」は「38.1%」で全体の最多に。「自分自身が成長できる機会が多い」が「35.2%」キャリア満足度が高い人では「40.0%」で最多になった。「勤怠管理が徹底している」が「25.1%」となった。
こうした調査結果に対して、HR統括編集長の藤井薫氏は以下のように総括している。
「転職活動者が希求する声からは、『何を目指す会社で働くか(パーパスの魅力)』、『どんなやりがいを持って働くか(仕事や待遇の魅力)』だけでなく、『誰と働くか(人間関係の魅力)』が、転職活動を支援する重要な情報となることがわかります。
中途採用を加速する多くの企業には、会社情報や仕事・待遇情報に加えて、職場の人間関係の魅力を、具体的に提示することが求められていると思います。
『企業が働く個人を選ぶ』時代から、『働く個人に企業が選ばれる』時代に転換している今。働く個人の不安と希望に、『"職場で働くイメージ"を具体的に提示する』ことこそ、選ばれる企業の条件となるでしょう」