WEB会議がもっとやりやすく、一体感を持てる新商品「Panora」
つづいて、イトーキの考える「共働・共創・共生」の新商品説明に移った。
スマートオフィス商品開発本部副本部長兼プロダクト開発統括部長の羽柴千秋氏が登壇し、今年の商品コンセプトは「アフターコロナにおける、より生産的で創造的な"行きたくなるオフィス"を実現し、『働くという素晴らしい体験と空間をプロデュースする』」と説明した。
ハイブリッド会議が増える中で顕在化した課題として、WEB会議では「通信品質」「相手カメラがオフで様子がわからない」「資料を説明している相手の様子がわからない」などがあった。
そこで、会議室にいる社員とWEB参加者が自然につながれ、あらゆるところでWEB会議をしやすくなるような製品を開発した。
それが、会議テーブルの「Panora(パノラ)」(写真参照)。特長として、会議室の長辺を利用して、ヨコ型にテーブルを配置することで、会議室参加者の顔と様子を見やすくしている。
また、大型ディスプレイと合わせて利用することで、WEB参加者と目線を合わせて意識を持ちながら、シームレスに対面のような会話ができる。現在、8月の発売を目標に、製造中だという。
また、イトーキでは、「共生」のコンセプトの製品として、人間の心地よさを追求し、クリエイティビティを発揮するオフィスの「木質化」を目指す。
このコンセプトで展開される商品としては、木材を使ったパーテション「FEELS(フィールス)」や、木製フレームシステム「solmio(ソルミオ)」がある。本物の木の素材を生かした居心地の良い空間を提供し、「ちょっと軽く話をしようよ」というオフィスワーカー同士でつながりを生むねらいがあるという。