今週の最大注目は米FOMC...利上げは継続か?一時停止か? 停止なら円安進行に歯止めがかかる可能性も(6月12日~6月16日)【株と為替 今週のねらい目】

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外国為替市場 もみあいか 13~14日のFOMCが、相場の行方を左右

東京外国為替市場見通し(6月12日~16日)
ドル・円予想レンジ:1ドル=137円50銭~142円00銭

2023年6月9日(金)終値 1ドル=139円34銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、もみあいか。

   前週のドル円相場は、ドルの上値が重い展開だった。米国連邦政府の債務上限問題解決を受け、ドルは一時1ドル=140円台半ばまで上昇したが、米国の経済指標が市場予想を下まわったことで利上げ観測が後退し、ドルは一時1ドル=138円台後半まで下落した。

   今週のドル円相場は、もみあいとなりそうだ。

   ポイントは13~14日にはFOMC(米連邦公開市場委員会)で、追加利上げがあるのか、それとも利上げは一時停止されるのかが、相場の行方を左右することになるだろう。また、1ドル=140円台への円安進行により、政府・日銀によるドル売り・円買い介入が実施されるという観測も出始めている。

◆国内外、今週発表予定の経済指標は?

   経済指標は、国内では12日に5月企業物価指数、5月工作機械受注、13日に4-6月期法人企業景気予測調査、15日に日銀金融政策決定会合(16日まで)、5月貿易収支、4月機械受注、16日に植田日銀総裁会見などの発表が予定されている。

   海外では13日にFOMC(米連邦公開市場委員会、14日まで)、米国の5月消費者物価指数、14日に米国の5月卸売物価指数、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長会見、15日に中国の5月鉱工業生産、中国の5月小売売上高、中国の1-5月固定資産投資、米国の5月小売売上高、米国の5月鉱工業生産などの発表が予定されている。

(鷲尾香一)

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