コロナが明けてどうなる夏の暑さ対策? 調査で判明...多い設定温度は25度! 理由は「電気代が気になる」から

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   今年の暑さも厳しくなりそうだが、夏の湿気対策と暑さ対策をみなさんは準備しているだろうか?

   一条工務店(東京都江東区)が2023年6月2日に発表した「夏の自宅の湿気・暑さに関する意識調査2023」によると、調査対象約800人のうち18.1%の人が設定温度を25度に設定していて、本当はもっと下げたいという人は30.8%に上ることがわかった。

   また、温度設定を下げられない理由には、「電気代を考慮して」が82.8%に達し、エアコン使用に対して電気代を気にしている人が多いことが判明した。

   6月から電気料金が値上がりするけれども、熱中症にならないように設定温度に気を付けたいところだ。

  • ことしの夏も暑くなりそうだ(写真はイメージです)
    ことしの夏も暑くなりそうだ(写真はイメージです)
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夏の湿気対策は「窓を開けて換気」 一方で「除湿器を使う」「サーキュレーターを使用」は意外と少数派に

   この調査は2023年4月20日から26日までの間、20代以上の男女813サンプルを対象にオンラインアンケートを実施した。

   なお、回答者の男女比は男性246人女性567人。属性は20代が98人、30代が313人、40代が171人、50代が143人、60代が80人、70代以上が8人となった。

   はじめに、湿気に関する調査をみてみよう。

(一条工務店の作成)
(一条工務店の作成)

   まず、「夏場、自宅内の湿気が気になることはありますか?」と質問したところ、「とてもきになる」が「49.4%」、「やや気になる」が「35.3%」となり、合わせて84.7%の人が自宅内の湿気を気にしていることがわかった。

(一条工務店の作成)
(一条工務店の作成)

   続いて、湿気の気になる場所を聞いてみると、1位は「浴室」(57.2%)、2位は「脱衣所」(47.0%)、3位は「寝室」(45.9%)、4位は「洗面所」(42.7%)、5位は「リビング」(40.1%)ということがわかり、自宅内のさまざまな場所の湿気が気になっていることが判明した。

   調査結果によると、自宅内でカビを発生させてしまった人は「70.6%」おり、場所としては「浴室」(69.7%)、「寝室」(30.1%)、「洗面所」(22.0%)と並び、圧倒的に浴室が多いことがわかった。

(一条工務店の作成)
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   また、湿気対策の方法について質問すると、「窓を開けて換気」が「54.1%」、「換気扇を回す」が「41.8%」、「エアコンでの除湿」が「40.0%」となり、空気の入れ替えする方法が定番だという。

   一方、「除湿器を使用」(29.2%)、「サーキュレーターを使用」(16.0%)、「市販の湿気対策グッズを使用」(11.9%)という結果も出ており、専用の道具を使っている人もいるようだ。

暑さ対策はどうしてますか? 寝るときに毎日エアコンつけっぱなし「50.1%」で最多に

(一条工務店の作成)
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   つぎに、暑さに関する質問を行った。「夏に猛暑日が続くと、気になること・困ることはなんですか?」と聞いたところ、「電気代が高くなる」(84.0%)、「熱中症」(72.0%)、「夏バテ」(64.9%)という順になった。

   さらに、ここ5年間で自分や家族が熱中症になったか聞いてみると、「23.5%」の人が身近な人の熱中症を経験している答えになった。

   ついで、生活とかかわって猛暑日での仕事や家事へのモチベーションを聞いてみると、「とても下がる」が「58.3%」、「やや下がる」が「33.8%」となり、「92.1%」の人が猛暑日はやる気が出ないと回答した。

(一条工務店の作成)
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   一方で、昨年と比べて、今年の在宅時間はどうなるかを問いかけてみると、「増える」(とても増える:3.7%、やや増える:9.2%)が「12.9%」なのに対し、「変わらない」は「61.1%」、「減る」(とても減る:7.9%、やや減る:18.1%)は「26.0%」となった。

   理由を聞くと、「暑さが苦手だから」が約5割の回答。新型コロナウイルス感染症の影響で、「おうち時間を過ごす生活が確立されたから」と答えた人は約3割に上った。

(一条工務店の作成)
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   夏場のエアコンの設定温度についてはどうなりそうか。最多となったのは25度で「18.1%」を占めた。次いで26度が「17.0%」、27度が「14.4%」と続く。

(一条工務店の作成)
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   また、「夏場、自宅での日中のエアコンの設定温度は、自身が快適に思う温度ですか?」と聞くと、「ちょうどよい」と答えた人は「58.7%」、「本当はもっと下げたい」と思っている人は「30.8%」に上ることがわかった。

(一条工務店の作成)
(一条工務店の作成)

   「本当はもっと下げたい」とした人にその理由を聞いてみると、「電気代を考慮」が「82.8%」に達した。以下、「体調への気遣い」が「46.2%」、「家族の意見を優先」が「31.5%」、「環境問題を考慮」が「18.1%」となった。

(一条工務店の作成)
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   最後に寝ているときのエアコンの使い方を調べるため、「夏の就寝時にエアコンを朝までつけっぱなしで寝る頻度はどのくらいですか?」と聞いてみると、「毎日」の人は過半数の「50.1%」に上る結果が出た。

   今回の調査結果について、同社は以下のようにまとめている。

「今回の調査では、夏場、実に約85%の人が自宅内の湿気を気にしており、その湿気が原因でカビが発生してしまったことがある人が約7割いることが判明しました。
さらに、猛暑日が続くと気になること・困ることは「電気代が高くなる」と8割以上の人が回答し、日中のエアコンの設定温度を『本当はもっと下げたい』と思っている人のうち、『電気代を考慮』して自身の快適な温度にしていない人も8割以上いることが判明しました」
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