企業の追加採用活動を狙い、自分の夢をかなえよう
就職みらい研究所所長の栗田貴祥氏はこうコメントしている。
「6月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率1は、79.6%(プラス6.5ポイント)2と、6月選考解禁となった2017年卒以降最も高くなりました。
全体の就職活動実施率は45.6%(マイナス1.5ポイント)で、内定取得者では34.2%と、内定取得後も活動を継続している学生が3割を超えます。また、内定取得者のうち2社以上内定を保有している割合は20.7%でした。このことから、今後、内定辞退が増えることが予想されます。
内定辞退が想定よりも多かった企業は、採用予定数確保のため、追加の説明会開催・募集など、採用活動を継続することも予想されます。
就職活動を継続している学生の皆さんは、興味・関心のある企業の採用動向を確認しつつ、納得できる進路決定に向けて、活動を進めていきましょう」
次のチャンスが待っている。焦らず、粘り強く、自分らしく働ける職場を目指して就職活動を進めていこうと励ました。
調査は、2023年6月1日~5日、2024年卒業予定の大学生・大学院生を対象に、リクルートが運営する就活支援サイト「リクナビ」のモニターに登録した学生4567人(大学生3574人・大学院生993人)にアンケートした。(福田和郎)