「古い」という理由で捨てないで!? 家に眠る不用品、思わぬ高額で売れたもの「ある」人28%

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   「もう使わなくなったものだから」「古いから」という理由で、そのまま家に眠らせている「モノ」(不用品)を、高額で売却できた経験が「ある」人が、3割近くにのぼったことがわかった。

   インターネットリサーチやWEBブランディングなどの日本トレンドリサーチを運営するNEXERと、オーディオ買取りの「Real Audio」が、全国の男女を対象に共同調査を実施(有効回答者1965人)。「不用品を高額で売却できた経験に関するアンケート」を、2023年6月6日に発表した。

   自分では価値がないと思っていても、じつは高値で売れるような「掘り出し物」が、あなたの家にも眠っているかもしれない。

「F1グランプリ」開催10年の公式パンフが「2万5000円」

   調査によると、「自宅や実家などで使わずに眠っていた不用品を売却したことがありますか」(n=1965)と聞いたところ、「ある」と答えた人は55.4%にのぼった。「ない」と答えた人は44.6%だった。

   また、不用品を売却したことがある人(n=1088)に、「売却した不用品の中で、思わぬ高額で売却できたようなものはありますか」と聞いたところ、28%の人が「ある」と答えていたことがわかった。

   一方で、72.0%の人は「ない」と答えた。【円グラフ1参照】

円グラフ1 高額で売却できた経験が「ある」人は3割近くにのぼった(日本トレンドリサーチ調べ)
円グラフ1 高額で売却できた経験が「ある」人は3割近くにのぼった(日本トレンドリサーチ調べ)

   さらに、「思わぬ高額で売却できたようなものがある」と答えた人に、「何がどれくらいの金額で売却できたのか」を聞いた。すると......。

「オブジェだと思っていたものが、じつは貴重な楽器で、数万円の値がついた」(50代男性)
「F1グランプリの日本初開催から10年ほどの公式パンフレット。定価は2000円で、×10ならば2万円ですが、富士スピードウェイの初開催の価値がかなり高く、2万5000円で売れました」(50代女性)
「約30年前の山スキーが1万5000円で売れた」(70代男性)
「何十年か前の贈り物のウィスキーに付属していた水差しのようなもの。捨てようと思ったが岡本太郎作だったので1万円になった」(50代女性)
「子供が小学生の時に集めていたトレカ(トレーディングカード)にプレミアがついていて3万円になった」(60代女性)
「ZARDの限定CDセットが、ほぼ1万円で売却できた」(60代男性)
「廃車しようと思っていたボロボロのクルマが2万5000円」(60代女性)
「ルイヴィトンのバック。中がベトベトで『捨てようかな』と思ってたけど、買い取り業者さんに持っていくと1万円で買ってくれた」(50代女性)
「2800円で購入した本が、5000円とほぼ倍近い額となった」(70代男性)
「ペットのキャットタワーです。1万円ほどで購入し、1年くらい使用しましたが、1万1000円で売却できました」(70代女性)

   といった声が寄せられた。

   金銭的価値がありそうだけど、状態が良くないものや、価値がないと思って廃棄予定だったが、何らかの理由でプレミアがついて高騰化しているものなど、じつにさまざまなようだ。

47.2%の人が「リサイクルショップ」で不用品を売却

   次いで、不用品が思わぬ高額で売却できたことがある人(n=305)に、「その不用品はどこで売却しましたか」と聞いたところ、47.2%と半数近くの人が「リサイクルショップ」で売却したと答えた。「フリマアプリ」が29.2%で続いた。【円グラフ2参照】

円グラフ2 「リサイクルショップで不用品を売却した」と答えた人は47.2%だった(日本トレンドリサーチ調べ)
円グラフ2 「リサイクルショップで不用品を売却した」と答えた人は47.2%だった(日本トレンドリサーチ調べ)

   不用品が思わぬ高額で売却できたことがある人に、その不用品を売却しようと思ったきっかけを聞いてみると――。

「廃車にするのもお金がかかるし、少しでも値がつけば、と思ったから」(60代女性)
「いつか使うだろうと思ってしまいこんでいたお皿が多くなりすぎて、部屋がせまくなっていたから」(50代女性)
「もう使わないし、引越しの荷物を減らしたかったので、ブランドバッグを売った」(60代女性)
「以前ファンだったスポーツ選手だけど、もう興味なくなったのでグッズを売った」(40代女性)
「断捨離のため、『F1グランプリパンフレット』を売った。心に決めて、古い本やパンフレットなどの書籍を、すべて処分しようと決めました」(50代女性)
「新しいステレオチューナーを購入し、古いものが不要となったから」(60代男性)
「『ウィスキーに付属していた水差し』は、兄が岡本太郎の作品は売れるかもと言っていたが面倒だし本当に捨てるようなもので、恥ずかしいので捨てようと思っていた時、たまたま出張鑑定で面白いもの何でも持ってきてくださいみたいな企画があった」(50代女性)

   と、さまざま。

   日本トレンドリサーチは、

「古くなって使用しなくなったもの、昔は好きだったが現在は興味がなくなってしまったことに関するモノなど、きっかけは人それぞれですが、何らかの理由で不要になったものを引っ越しや断捨離のタイミングで売却しようと思う人が多いようです」

   としている。

高値売却できると「思っていた」人は事前に自分で調べていた

   調査では、不用品が思わぬ高額で売却できたことがある人(n=305)に、「売却をする前に、その不用品が高額で売れると思っていましたか」と聞くと、80.3%の人が、「売却する前に、その不用品が高額で売れると『思っていなかった』」と答えた。「思っていた」と答えた人は19.7%だった。

   不用品が高額で売れると「思っていなかった」人、「思っていた」人のそれぞれに、その理由を聞いてみると――。

   「思っていなかった」人は、

「近くの釣り道具屋さんに要らない釣り道具があるが、『タダでいいから引き取ってくれないか?』と相談したら、タダでも無理と言われたから。タダでもいらないものなんだろうなと思っていた」(30代女性)
「古いクルマだし、事故ってるし、調子が悪いし、塗装も剥げてたから」(60代女性)
「『クルマの部品』は、古いもので買い手がつけばよいと思っていたが、旧車ブームで思わぬ値段がついたようだ」(60代男性)
「そんなに人気があるゲーム機器だとは思ってなかった」(60代男性)
「トレカのことは良く知らないし興味もなかったので」(60代女性)
「保存状態もよく欠品もないとはいえ、『百科事典は』重くて分厚くかなりの量もあり、しかも電子辞書が出はじめたころで需要ないと思ったから」(70代女性)

   といった理由をあげた。

   一方、高額で売れると「思っていた」人からは、こんな声が。

「LINE査定でだいたいの目安が分かっていた『ブランドバッグ』だったから」(40代女性)
「『ネックレス』は、ずっしりと重くて本物の金である可能性が高かったし、金の買い取り価格は事前にわかったから」(60代男性)
「出所が確かだったし、めったに見つからない『アンティークプレート』だったから」(60代女性)
「『記念硬貨』は、事前にオークションでだいたいの値段を調べていた」(70代男性)

   ちなみに、高額で売却できるとは「思わなかった」と答えた人の理由をみると、「その価値をあまり知らなかった」という場合や、「他の場所で買い取りをお願いした時には価値がつかなかった」といったケースがあることがうかがえる。

   その半面、ある程度の高値で売却できると「思っていた」という人は、あらかじめ自分で査定していたケースが多いようだ。

   日本トレンドリサーチは、

「自分では価値がないと思っていても、他の誰かにとってはとても価値の高いものである場合も少なくないですから、家に眠っていて、廃棄を考えているものも一度リサイクルショップなどに持参してみても良いかもしれません」

   とコメントしている。

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