高値売却できると「思っていた」人は事前に自分で調べていた
調査では、不用品が思わぬ高額で売却できたことがある人(n=305)に、「売却をする前に、その不用品が高額で売れると思っていましたか」と聞くと、80.3%の人が、「売却する前に、その不用品が高額で売れると『思っていなかった』」と答えた。「思っていた」と答えた人は19.7%だった。
不用品が高額で売れると「思っていなかった」人、「思っていた」人のそれぞれに、その理由を聞いてみると――。
「思っていなかった」人は、
「近くの釣り道具屋さんに要らない釣り道具があるが、『タダでいいから引き取ってくれないか?』と相談したら、タダでも無理と言われたから。タダでもいらないものなんだろうなと思っていた」(30代女性)
「古いクルマだし、事故ってるし、調子が悪いし、塗装も剥げてたから」(60代女性)
「『クルマの部品』は、古いもので買い手がつけばよいと思っていたが、旧車ブームで思わぬ値段がついたようだ」(60代男性)
「そんなに人気があるゲーム機器だとは思ってなかった」(60代男性)
「トレカのことは良く知らないし興味もなかったので」(60代女性)
「保存状態もよく欠品もないとはいえ、『百科事典は』重くて分厚くかなりの量もあり、しかも電子辞書が出はじめたころで需要ないと思ったから」(70代女性)
といった理由をあげた。
一方、高額で売れると「思っていた」人からは、こんな声が。
「LINE査定でだいたいの目安が分かっていた『ブランドバッグ』だったから」(40代女性)
「『ネックレス』は、ずっしりと重くて本物の金である可能性が高かったし、金の買い取り価格は事前にわかったから」(60代男性)
「出所が確かだったし、めったに見つからない『アンティークプレート』だったから」(60代女性)
「『記念硬貨』は、事前にオークションでだいたいの値段を調べていた」(70代男性)
ちなみに、高額で売却できるとは「思わなかった」と答えた人の理由をみると、「その価値をあまり知らなかった」という場合や、「他の場所で買い取りをお願いした時には価値がつかなかった」といったケースがあることがうかがえる。
その半面、ある程度の高値で売却できると「思っていた」という人は、あらかじめ自分で査定していたケースが多いようだ。
日本トレンドリサーチは、
「自分では価値がないと思っていても、他の誰かにとってはとても価値の高いものである場合も少なくないですから、家に眠っていて、廃棄を考えているものも一度リサイクルショップなどに持参してみても良いかもしれません」
とコメントしている。