「肌質診断」より「骨格診断」に利用した人が多い理由とは?
ところで、どんな項目の診断に関心があるのだろうか。
項目別に「認知」や「利用経験」「利用意向」を聞くと、「認知」が最も多いのは「肌質診断」で33.8%。「利用経験」が最も多いのは「肌質診断」で7.3%。そして、「利用意向」が最も多いのは、意外にも「骨格診断」で38.7%となった【図表2】。
今、「自分の顔の骨格を知ると、メイクやファッションの世界が広がる」と言われている。「直線」タイプか、「曲線」タイプか、「大人」タイプか、「子ども」タイプか...。アプリによっては、これらの組み合わせから、いくつものタイプに分類。それぞれのタイプに似合う髪型やファッションまで提案するものもある。
さて、ではどんな美容系「セルフAI診断サービス」の人気が高いのか。
利用経験者に、利用したことがあるサービスを聞くと(複数回答可)、「肌パシャ」(26.7%)がダントツのトップだった。次いで「KOSE HADA mite(ハダミテ)」(16.1%)、「肌id」(14.5%)、「SEKKISEI(雪肌精) 透明感測定」(13.0%)、「AI美肌診断 Ci:SkinCam」(11.4%)、「バーチャル肌チェッカー」(9.7%)と続く【図表3】。
なんとなく、「スマホよ、スマホ、世界で一番キレイな人は誰?」といった、あの有名なおとぎ話の世界が伝わってくるようだ。
調査は2023年4月17日~19日、15歳~69歳の男女5000人を対象にインターネットを通じてアンケートを行なった。(福田和郎)