就業時間外の「イライラ感」は? 役所・スーパー・ファーストフードで気長に待てるように
ここまで仕事にかかわりそうな項目を見てきたが、今度は仕事以外ではどうだろうか。公共施設や飲食・小売りで感じるイライラ感についての調査結果を見てみよう。
まず、なにかと待たされることの多い「役所」でどのくらい我慢できるか結果を見ると、トップは「15分」で「28.0%」が最多となった。18年調査と比べ、「5分」(前年度比マイナス2.3ポイント)、「10分」(前年度比マイナス12.0ポイント)が減り、一方、「30分」(前年度比プラス7.3ポイント)、「30分超」(前年度比プラス6.2ポイント)は増えており、少し気長になっている傾向が見える。
続いて、「スーパー」でのレジ待ち時間は、「5分超」が「27.8%」、「3分」が「25.8%」の順となった。 18年調査と比べ、「5分」(前年度比プラス1.8ポイント)、「5分超」(前年度比プラス9.3ポイント)が増加。スーパーでのレジ待ちは気長になったようだ。
一方、「コンビニ」は「3分」(27.3%)がトップで、「3分まで」(30秒、1分、2分、3分の合計)に「76.4%」がイライラを感じるようだ。同じレジ待ちでも、スーパーよりもコンビニの方がイライラしはじめるのが早いようだ。
さらに、「ランチタイムの飲食店での空席待ち」では、ランチタイムの飲食店での空席待ちは、「15分超」の「41.3%」がトップとなった。「15分超」は18年調査から約12.5ポイントの上昇を見せ、空席待ちもやや気長になっている。
同社では
「外出自粛やリモートワークにより外食の機会が減っていたこともあり、その反動で、外食できる喜びが、『ある程度長く待っても構わない』という感覚につながっているのかもしれません」
としている。