本人の「育成課題」を取り上げる
PDCAの支援を進めていくうえで、もう一つ、上司が意識したいのは、部下本人の育成課題を上手に取り入れることです。
たとえば、本人の営業力が弱く、対話力や折衝力に乏しいと感じるならば、店頭接客や営業先訪問の機会を増やす計画を促します。商品説明や折衝の頻度を上げながら、どのようにすれば効果的な営業が果たせるか、実行案の策定と創意工夫に取り組ませましょう。
また、タイムスマネジメントが弱い場合には、各業務の詳細な工程分解とスケジューリングを促します。そのうえで、仕事の節目ごとに自己点検のポイントを置き、手順や進め方の見直しを行う習慣を身に着けさせます。こうして、仕事の日程管理を自ら実行できるように育成していきます。