「今どきPDCAなんて古いですよ!」目標未達チームの改善に不平を言う部下...どう対応する?【上司力を鍛えるケーススタディ CASE30(前編)】(前川孝雄)

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知ってはいても...実行が伴いにくいPDCA

   PDCAは、Plan(計画)、Do(実施)、Check(確認)、Action(改善)の頭文字をとったもの。このサイクルを意識的に回すことで、仕事の改善を着実に進めていく手法です。

   日々の仕事の管理から、週間、月間、四半期、年間などのサイクルで活用できる、業務遂行の基本ツール。報連相などと同様、代表的なビジネス・ワードとしてご存じの方が大半でしょう。

   とはいえ、実際に適宜、適切に回せているかは別問題。年間事業計画や年次報告の時期にP(計画)やC(確認と報告)には取り組むものの、日常業務や仕事の節目ごとに、4つのフェーズをしっかり回せているかといえば、忙しさにも紛れ覚束ないものではないでしょうか。

   場合によっては、ひたすらD(実行)を繰り返しているだけの場合も。ことに、職務経験の浅い若手社員が自ら習慣化するのは難しく、上司や先輩の支援が欠かせません。

   そこで、本稿では特に、若手の部下が自分自身の仕事のPDCAサイクルを自己管理できるようにするには、どのようなマネジメントが求められるのか。そのポイントを押さえていきましょう。

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