米国の債務上限問題の解決で、米国株が大きく上昇...日経平均株価の支援材料だが(6月5日~6月9日)【株と為替 今週のねらい目】

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外国為替市場 ドルが底堅い動きか 注目は、6月のFOMCで「利上げ」がどうなるか?

東京外国為替市場見通し(6月5日~9日)
ドル・円予想レンジ:1ドル=138円50銭~142円00銭

2023年6月2日(金)終値 1ドル=139円94銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルが底堅い動きか。

   前週のドル円相場は、ドルが伸び悩んだ。米国の連邦政府債務上限問題が解決を材料に、ドルは一時1ドル=141円手前まで上昇した。ところが、米国の経済指標が市場予想を下回ったことで、ドルは1ドル=138円台半ばまで下落した。

   週末には5月米雇用統計が市場予想を上回ったことで、1ドル=140円手前まで上昇したが、ドルの上値は重かった。

   今週のドル円相場は、ドルが底堅い動きとなりそうだ。

   米国の連邦政府債務上限問題が解決により、リスク回避のドル売り・円買いは後退しており、ドルが堅調な地合いとなりそうだ。ただ、6月のFOMC(米連邦公開市場委員会)では利上げが停止されるとの観測が強まっていることから、ドルの上値も重くなるだろう。

   一方、6月のFOMCで利上げが継続されるとの見方が強まれば、ドルは日米金利差の拡大を背景にドルは再び上昇する可能性が高い。FOMCの行方を占う意味でも、米国の経済指標の結果に注目だ。

◆国内外、今週発表予定の経済指標は?

   経済指標は、国内では6日に4月家計調査、4月毎月勤労統計調査、7日に4月景気動向指数、8日に1-3月期GDP(国内総生産)確報値、5月景気ウォッチャー調査、9日にメジャーSQなどの発表が予定されている。

   海外では5日に米国の5月ISM非製造業景気指数、7日に中国の5月貿易収支、米国の4月貿易収支、9日に中国の5月消費者物価指数などの発表が予定されている。

(鷲尾香一)

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