出社の「悪い変化」精神的なストレスも影響している
一方、「出社の頻度が増えたことによる悪い変化」を聞いたところ、「通勤時間の発生」と答えた人が54%と最も多く、半数を超えた。
次いで、「身体の不調」と答えた人は33%、「自分以外の仕事が増える」の25%が続いた。
調査では、出社の頻度が増えたことによる「良い変化」の回答で、「身体を動かすようになった」という健康面での良い影響を感じている人が37%だったのに対し、「悪い変化」として「身体の不調」を感じている人が3割を超えていることがわかった。
コロナ禍では必要なかった、満員電車での通勤やそれに伴う睡眠時間の減少による生活リズムの変化に加え、「他の人の仕事を振られる機会が増える」「上司や先輩の目が気になる」などの精神的なストレスも影響していると考えられる。
また、「1人のほうが集中できる」が22%、「上司や先輩が近くにいると緊張する」と答えた人は19%だった。【図3参照】
「身体の不調」と答えた人(n=33人)に、症状を聞いたところ、「首・肩のコリ」や「寝不足」「眼精疲労」と答えた。「脚のむくみ」「頭痛」もあった。
なお、調査は1都3県在住で、2020年~22年に社会人になった20代~30代の男女を対象に、2023年5月12日~18日にインターネットで実施した。有効回答者数は641人。